商用電子コンテンツのP2P流通阻害策
例えば動画であれば動画内に購入者の個人情報を埋め込んでしまえば良いのではないかと言うことを過去に考えていた。
そして先日、Packt Publishing | Technology Books, eBooks & Videosにて電子ブックを購入した。この電子ブックはPDFであり、購入者のメールアドレスで暗号化がかけられており、更にPDFの全ページのヘッダに購入者の住所と名前が埋め込まれている。
でも実際阻害できているかと言えば、その効果があるかは分からない。PDFの暗号化解除ソフトは普通に流通しているので、暗号化を解除して個人情報の部分を削除してしまえばそのファイルが誰の物かは(ステガノグラフィーなどで情報が埋め込まれていない限り)分からないだろう。しかしわざわざそんなことをしてまでP2Pに流通させる人がいるのかは疑問である。そう思えば、いくらか効果はあるのかもしれない。